ポリマー鎖中にフッ素原子を導入することで、耐熱性・耐薬品性の向上、誘電率・吸湿性・屈折率の低下など、様々な優れた特性を付与することができるため、フッ素ポリマーは分離膜、コーティング材料、レジスト材料、医用材料など機能性高分子として注目されている。現在フッ素系ビニルポリマーの合成法としてはラジカル重合が主であるが、主鎖中に芳香環を容易に導入できる重縮合反応を用いた耐熱性ポリエーテルやポリエステルの合成に関する研究も多くなされている。そこで当研究室では、パーフルオロ芳香族化合物とジオール化合物の重縮合により、フッ素含有ポリマー
の合成している。また得られたポリマーの特性についても検討を行っている。
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